その一献…是非に及ばず

お酒とビートルズが好き(ジョン派)。日々感じることや、呑み屋レポートなど。少しでも皆さんと共感できることを願って。

地酒地消…


 

皆さんこんばんは。

 

さて、タイトルの『地酒地消』読み方は

(ちしゅちしょう)にしようかなーと。

 

僕の【呑み】に対するテーマというか、

コンセプトというか、心掛けていること。

 

ちなみに、この言葉も『適材適酒』同様

酒の四字熟語に認定しようかと;^_^A

 

ようは、食べ物が『地産地消』なら

お酒は『地酒地消』。

 

 

『地酒地消』

●その地の酒をくらい、その地の肴を食すこと。 

●その土地の酒を呑みながら、その土地を愛でること、または、そのありさま。 

 

(使い方)

出張時には必ず〜するようにしたい。

やはり究極の呑みは〜だ。

 

意味や使い方はこんな感じ☝︎でご理解して

いただけると助かります。

 

 


先日、某有名酒造メーカー〔菊◯宗〕の課長さんと、(ほとんどゆーとる、本人の許可いただいてます;^_^A)

 

酒造メーカーお膝元、神戸は御影の地で一献参りました。実はこの菊◯宗課長さん、僕の前職のクライアント様でして、僕が離職した今でもお付き合いしていただいております。

 

当時は営業に行って商談していた課長さんと

利害関係なく、仲良くこうして呑めることを

本当に嬉しく思います。

 

課長さん、お勧めの店に参りました。

僕も以前から気になってたお店!

 

カウンター6席だけの小さな店なんですが

その名も〔お料理 小さい店 良〕

カウンターのみってそそりますな。

店を切り盛りするのは、若くてかわいらしい大将の良さんですが

料理の腕前は素晴らし過ぎる!兵庫県が認定している食育促進の指導員や

日本料理科の訓練指導員などの資格もお持ち。

 

 

肴が半端なく旨い。

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〔自家製 塩辛〕  〔菊正宗 樽酒〕

 

 

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〔 赤海老しそ揚げ〕〔福寿 純米酒 御影郷

 

某有名酒造メーカー菊正宗の(あっ、ゆーてる)(笑)

課長と神戸は御影でキクマサ、福寿を呑む。

 

 

 

これこそ、パーフェクト『地酒地消』ではあ~りませんか。

 

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やっぱりね、お酒というのは

その土地に身を置いて、その土地で造られ、醸されたお酒を呑むのが、一番旨いと思うんです。

僕も日本酒に限らず、全国のお酒も呑みます。でも呑んでて、 旨いな〜幸せだな〜と

感じるのはお酒の質や値段、希少価値対してじゃなくて、もっとシンプルなもの。

お酒がでしゃばってもいけない。

お酒と肴の相思相愛が大切。


お酒は雰囲気あってこそです。

だからこそ、様々な雰囲気の中で

お酒は呑み手にとって、本来の味以上に旨く感じる時もあれば、まずく思う時もある。

そんなもんだと思うんです。それでいいと思うんです。



以前にね、ある立呑み屋さんで


広島地酒3種呑み比べしたんです。

〔誠鏡〕〔杜太〕…あと忘れました。


で、その3種はどれかどれかを当てる! 


3種類はそれぞれ醸す酒米が全て違ったんですよ。確か…

〔雄町〕〔八反錦〕〔五百万石〕だったと思います。


3つのお猪口と、一升瓶が並ぶ。

ラベルに表示された、酒質、精米歩合、製造年月、蔵からのコメントなどを確認。

これだけの情報があれば、外す方が難しい。


香りを確かめ、

口に含む…ゆっくり舌で転がす。

優しく喉に流し入れる。


神妙な顔つきで唸る…


(それぞれ味が違うのはわかる。

でも、別にどれも普通に旨い。

なんのことはない。

全くわからん。

いやいや、あかんあかん、ここはバシっと決めな)



酒米のイメージとして


〔雄町〕は力強い、

〔八反錦〕は柔らかい

〔五百万石〕はスッキリ

そんなお酒になると思っていまして、

そのイメージと自分の日本酒愛と

繊細な舌センサーを信じて



『なかなか、どれも個性のある酒やん、

広島の酒は全体的に芳醇やな』


紙に銘柄を書いて大将に渡しました。




結果を発表致します。





全部外したった!あはっ!

悩んだ挙句どれもあってない。 


ただの、バカ舌。

全ハズレって…

そんなもんすわ。



やっぱり視覚ってすごい。デザイン、

ラベル情報や蔵からのコメントなどが

お酒の旨さを半分くらい決めてるのかも。


見て楽しむのもお酒を呑む上で大切なことなんですよね。


だからこそ、片意地張らずに

【いつどこで誰と、何を肴に、何を呑むか】

 


そして『地酒地消』


この呑み方してたら、幸せを感じれるはずです。




全ハズレって!キャハッ!



つづく