一宮にて…3【第1夜】と…
先月の一宮出張にて、ぶらり立ち寄ったお店の続き…について、ひとつご説明します。
このお店なんですが、先月の出張時に実は2回訪問しておりまして;^_^A
当初は2回の訪問をひとつの記事に纏めようと考えていたのですが、それぞれにお会いした方々とのご縁、お酒もありますので、第1夜、第2夜、と分けて記事にさせていただきますm(_ _)m
地元のお酒〔金銀花〕を傾け、程よく回る酔いを楽しみながら女将さんにお店のことを伺うと創業40年。ご両親の後を継いで現在では、三姉妹で店を切り盛りしてるとのこと。
気になってた串カツを注文すると女将さんが、
「ソースにする?味噌にする?」
(味噌…もしかして)
「その味噌って…」
「どて煮込んでる、お味噌」
(うわぁ〜やっぱりか…)
「それ悩みますね〜どっちしよかな、、」
「じゃ、1本ずつしよっか?」
「いいっすか?それお願いします」
おわかりかと思いますが、左側がどて煮込んでる赤味噌にくぐらせた串カツくん。
ここで、脱線しますが語らせてー(笑)
この何気ない、女将さんとのやりとりですが
この行間に、大袈裟かもしれませんが呑み屋の風景があるんです。
串カツをソースでいくのか、赤味噌でいくのか…呑み手としてはご当地スタイルを外す訳にはいかない。かといって、2本とも味噌というのも、胃に負担か…
ほんなら、味噌とソース1本ずつゆーたらよろしいやん、というお声。
それは僕には難しいんですわ。
常連ならともかく、出張で入った一見の呑み屋。
例えば…
「味噌とソース1本ずついけます?」
「うち、それ出来ないんですよ」
「あぁ、じゃあ大丈夫です…」
(大丈夫ちゃうやん、してほしかったやん)
みたいな心境なりたくないんですね、やっぱり。
そんな、味噌でもソースでも食べたいと悩んでいるところに、あの台詞。
心配りです、一言で呑み手のお酒は旨くなるんですね。女将さんからしたら、なんでもないことだと思います。1本味噌に付けたらいいんですから。でも僕が迷ってるのをすぐにわかって、さりげなく言ってくれた一言。
何気ない対応でその店がどういう店かわかります。
と、いうのも中には申し訳ないですけど、ほんま出来てない店ありますからねー。
あー、思い出してきた。腹たってきたわー。
いいですか?少し脱線継続しても?
あれは、おとんと何度か顔を出してる地元の老舗居酒屋へ行った時のことです。
焼き鳥を食べたくなりまして、お品書には
⚪︎ねぎ身(3本)
⚪︎皮(3本)
⚪︎肝(3本)
確かこんな感じだったと思われます。
(3本かあ…3本も要らんねんな)
うちの、おとんは昔から鶏肉全般的に一切食べないんです。宗教的な理由でもあんの?
くらいに食べないんです。茶碗蒸頼む時も、必ず「鳥入っとんかな?」聞いてはりましたわ。
そういう理由もあり、僕自身も1つの部位に3本も要らんと。心理的には、出来れば2本に出来ないかorそれぞれ1本ずつの抱き合わせで3本にならないか。
とりあえず、いつもいるホールのにいちゃんに聞いてみるか。
「すんません、この焼き鳥ね、できたら2本ずつとか、各1本で3本とか…」
「出来ないんすよ」
(まだ途中や、なに被せてきとんねん)
「そうなんやね、じゃあいいわ」
もうね、ないなーと。店的には、出来んかもしれん。それでも一度「厨房に聞いてみます」とか、「確認してきます」とかできんかと。
ようは融通の利かない杓子定規な対応。
ここが大手チェーンの居酒屋ならまだわかりますよ。
そんな難しいかと、各部位1本ずつにして焼くの。ちなみに同じ価格ですからね。
各部位に対して絶対的に3本で焼かなあかん仁義があるんかと。単品や抱き合わせで焼いたら他の部位に、しめしつかんのかと。叔父貴にしばかれるんかと。
それともここは3本ワンセットの真空パック焼き鳥大量にストックなんかと。通販かと。
「わかった、わかったからちょっと待って!」
(総一朗…また来たんか)
以前一度ブログ登場してます(笑)
主観的とは言え。かなりお店に対して高圧的な発言でした、申し訳ありません。でも、思い出すとねー、一宮の女将さんの対応と比べるとねー、やっぱり、相手の気持ちを考えて…
「一旦、CMいこう」